ローズマリーの育て方をご紹介します。ローズマリーは乾燥に強く、丈夫で手間がかからないハーブですが、いくつかのポイントを押さえることで、より元気に育てられます。
🌿 ローズマリーの基本情報
- 学名:Rosmarinus officinalis
- 分類:常緑低木(シソ科)
- 香り:強い芳香、料理やアロマに使用
- 種類:立性(上に伸びる)とほふく性(横に広がる)あり
🪴 鉢・用土の選び方
鉢
- サイズ:直径20〜30cm程度の鉢が理想
- 素材:テラコッタなど通気性の良い鉢がおすすめ
- 鉢底石:必須。水はけ重視で軽石などを敷く
用土
- 土の配合:
- 市販のハーブ用培養土
- または 赤玉土6:腐葉土3:川砂1 の配合
- ポイント:水はけの良い、ややアルカリ性の土を好む
(pH調整には少量の苦土石灰を混ぜてもOK)
☀️ 日当たり・置き場所
- 日当たり:1日5時間以上の直射日光が理想
- 風通し:蒸れに弱いので、屋外で風通しの良い場所が最適
- 冬場:寒冷地では霜や凍結に注意(軒下などに移動)
💧 水やりのコツ
- 乾燥気味に管理:表面が完全に乾いてから、鉢底から流れるまでたっぷり
- 過湿NG:湿った状態が続くと根腐れしやすい
- 冬場:生育が緩やかなので、水やりは控えめに
🧪 肥料
- 時期:春(3〜5月)と秋(9〜10月)に
- 種類:緩効性肥料または液体肥料を控えめに
- 注意点:あげすぎると香りが弱くなったり、徒長しやすい
✂️ 剪定・収穫
- 収穫:随時。枝の先端を3~5cmカット(料理やハーブティーに)
- 剪定のタイミング:春と秋に整枝
- 枝が混みすぎると蒸れやすいので風通しを意識
- 花後や伸びすぎた枝もカット
❄️ 冬越し
- 耐寒性:やや強いが、0℃以下が続く地域では防寒対策
- 対策例:
- 鉢を軒下に移動
- 根元にバークチップや腐葉土を敷く
- 不織布でカバーする
🐛 病害虫
- 注意すべき病害虫:ハダニ、カイガラムシ
- 対策:
- 風通しを良くし、混み合った枝は剪定
- 害虫は歯ブラシなどで除去
- 殺虫剤使用は控え、食用利用前に葉をしっかり洗う
🔄 植え替え
- 頻度:1〜2年に1回、春または秋に
- 理由:根が詰まりやすいため、通気性と排水性を保つためにも重要
✅ まとめ:育てるポイント
項目 |
ポイント |
日光 |
たっぷり(5時間以上) |
水やり |
土が乾いてからたっぷり |
土 |
水はけ重視、ややアルカリ性 |
肥料 |
春・秋に控えめに |
剪定 |
定期的に刈り込み風通しよく保つ |
冬越し |
軒下や不織布で防寒 |
育てながらローズマリーの香りに癒される生活、ぜひ楽しんでください!